KRAFIT×b-monster対談企画

この記事の執筆者

元フィットネストレーナー

takano

元フィットネストレーナー 趣味:アニメ鑑賞・カフェ巡り 好物:減量後のケーキ

暗闇フィットネス業界の未来に迫るKRAFITの対談企画。今回お話を伺ったのは、「ボクシングフィットネススタジオ b-monster」代表取締役の一人である塚田眞琴さん。立ち上げのきっかけから今後の構想など、様々な事をお話しいただきました。


b-monster株式会社代表取締役 塚田眞琴(つかだまこと)さん
1994年生まれ。2016年に暗闇ボクシングスタジオb-monsterを立ち上げる。現在は興味のある事を3ヶ月間続けてみる企画にチャレンジしているという。

立ち上げのきっかけ

――いろんなインタビューで聞かれたかと思いますが、立ち上げのきっかけを教えてもらえますか?
塚田さん(以下敬称略)
もともと日本にいながらボクシングで痩せようと思っていたんですが、自分の理想のジムを見つける事が出来なかったんです。そんな時、たまたま旅行でニューヨークに行く予定があったので、一つのアクティビティとして体験しに行ったらすごく面白かったんです。

――本場の暗闇フィットネスはb-monsterに近い印象ですか?
塚田:少し違う所もあります。向こうはもっと指導を多く入れてくれるので、その都度動きが止まるんですが、私達はもっとエンターテイメントに振り切りたいなと思いました。最初から最後までノンストップで動くと心拍数も落ちないのでいいなと思って。そこは変えた点ですね。

――日本にフィットすると思った理由はありますか?
塚田:暗闇自体が人目を気にする文化がある日本人の性格に合っているなと思いました。周りに気が持っていかれて集中出来ない方も、暗闇だったら全然気にならないんじゃないかと思ったので。

――最初から入会者は増えましたか?
塚田:はい。すごくタイミングがよくて、丁度ボクシング需要みたいなものが急増していたんです。でも既存のボクシングジムが女性向けに作られていないので、そういうジムを探していた方々が来てくれたんだと思います。

――お客さんの層に変化はありますか?
塚田:ちょっとずつ男性が増えてきているのかなというのは感じます。最初は女性が多かったですね。

――海外でもまだ暗闇フィットネスは流行っているんですか?
塚田:当時暗闇フィットネスが流行っていたニューヨークやロスが今どういう状況かわからないんですが、上海と台湾に出した店舗は日本よりコロナの状況も良いので、少しずつ流行ってきています。

――日本と海外のユーザー層に変化はありますか?
塚田:基本的にはそんなに変わらないんですが、上海はカップルでこられる方が多い印象を受けます。元々、休日はカップルで過ごすという文化があるみたいで。

――店舗拡大は考えられているんですか?
塚田:日本だとあと二店舗くらい出したいなと思っていて、ニューヨークも、かなり前から出店を考えています。ニューヨークから持ち帰り、日本で独自に進化させてきたb-monsterというコンテンツを試したいという想いがありますね。

コロナの影響

――やはりコロナの影響はありますか?
塚田:そうですね。去年はすごく大変でした。今は上下がなくなって安定してきました。戻ってきてくださる方は戻ってこられるし、戻ってこられない方は収束まで戻ってこないような印象を受けます。

――私たちもコロナ後、アクセス数の変化が大きくなりました。今後はオンラインの需要も高くなっていくかと思いますが、現在別の事業として進めている、オンラインフィットネスbuddies(バディーズ)のお話を聞かせてください。
塚田:buddiesを始めてみて思ったのが、リアルとオンラインにはそれぞれの良さがあるという事でした。手軽さはオンラインにあるし、私自身も忙しい時や気分が乗らない時、buddiesだったら出来るという事があったので。
そこはオンラインの良さですし、オフラインは緊急事態宣言でプログラムを一切受けられない事が続いて、久々に受けた時に改めてすごく楽しいなと感じました。オンラインフィットネスがすごく流行ってリアルなものがどんどん廃れていくと言われていましたが、無くなる事はないとその時強く思いました。

――buddiesとb-monsterを両方使っているユーザーさんもいるんですか?
塚田:パフォーマーのファンという方は結構観てくださっています。それ以外でも、エキストラとして無料でスタジオレッスンを受けられるので、そこに参加する方もいます。

――今後、もっとbuddiesは伸ばしていかれますか?
塚田:そうですね。b-monsterを出せない地域もあるので今後も継続していきます。

今後の暗闇フィットネスについて

――身体を動かすというのは、生きていく上ですごく重要な事だと思うんですが、それを特別な空間の中で出来る暗闇フィットネスは本当に魅力的だと思います。年明けからKRAFITのユーザー数やアクセス数も上がってきているので、引き続き暗闇フィットネスは伸びていくだろうと私達も思っています。

塚田:嬉しいですね。最近は言われなくなったんですが、「暗闇フィットネスって1.2年くらいの流行りものじゃないですか。その先ってどうするんですか?」という質問を受ける機会が何度かありました。私自身暗闇の良さに気付いた時、その後明るい場所でやる意味が見出せなかったので、その時から私は流行りものだと思っていません。と答えていました。

今後やりたい事

――今後やりたい事はありますか?
塚田:5月に新しい店舗が出る予定で、まだリリースしてないんです。渋谷なんですが、飲食も出す予定です。

――それはダイエット関連ですか?
塚田:結構トリッキーなんですけど、昆虫食とか。今回やるのは見た目ではわからないし、味もわからない様なものになっています。

――確かに。見た目が駄目な方もいそうですよね。
塚田:食べてみると、低脂質で高タンパクですし、ダイエットにもいいですよ。

――新しいですね。そういうアイデアはどういった時に生まれるんですか?
塚田:そうですね。ずっと自分の中にあった点と点が、急に繋がっていく事があります。今回の場合は、飲食を出して欲しいとオーナーさんに言われて、今更よくあるスーパーフードを出しても面白くないなと考えた時、丁度話題になっていたという事もあって、昆虫食を思いつきました。学生時代、ゴキブリの羽はエビの尻尾と同じだという話を聞いた事があって、その時周りは「もうエビの尻尾は食べれない」という反応だったんですが、私は、「ゴキブリの羽って食べられるんだ!」と思いました。その時、私の持つ視点を使って、皆に新しい提案が出来ると同時に感じました。

最後に

――私達KRAFITも引き続き暗闇フィットネス業界をどんどん盛り上げていければと思っています。たくさんお話いただきありがとうございました。
塚田:ありがとうございました。

最後に

今回はb-monster代表取締役の一人である塚田眞琴さんにお話を伺いました!
その他、パフォーマーとして活躍している方のインタビュー記事や体験レポートなども公開しているのでぜひ読んでみてくださいね!

報告する

関連記事一覧