【3つの効果!】キックボクシングが男性におすすめな理由や得られる効果とは?

この記事の執筆者

和田拓巳

フィジカルトレーナー

和田拓巳

プロスポーツトレーナー歴 20年  プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院勤務で得たケガの知識を活かし、リハビリ指導も行う。医療系・スポーツ系専門学校での講師や、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。 現在、様々なメディアで執筆活動・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信中。 2021年11月 著書「見るだけ筋トレ」(青春出版社)

「引き締まったカッコいい体」は、男性であればだれもが目指したいものです。理想の体を作るために、ランニングや筋トレに励んでいる方も多いことでしょう。

でも、ランニングも筋トレもつらくて、長続きしない…と挫折する方が多いのも事実です。

そんな方におすすめしたいのが「キックボクシング」。格闘技って難しいんじゃ…と敬遠している方もいるかもしれませんが、心配ありません。

今回は、キックボクシングが体づくりにおすすめな理由や得られるメリットを紹介していきます。

キックボクシングとは?

キックボクシングはパンチとキックによる攻撃で相手を倒す格闘技の一つです。格闘技の代表的な一つであるボクシングに比べ、蹴りという動作が含まれているため、動きが多様です。

また、パンチやキックにもいろいろな種類があり、それぞれ使われる筋肉が異なりますし、フットワークなどによって常に動き続ける必要がある、運動量の多い種目の一つといえるでしょう。

趣味でキックボクシングを始める方が増えています

「パンチやキックで痛みを感じるのでは…」という理由から、キックボクシングを始めるのに躊躇してしまう方もいるかもしれませんね。

でも、大丈夫。競技としてのキックボクシングではなく、フィットネスとしてのキックボクシングであれば痛いことは全くなく、効果的に体づくりができるのです。

フィットネスとしてのキックボクシングとは、キックボクシングの動作を取り入れたスタジオレッスンや、トレーナー相手にミットに対してパンチやキックを放つスパーリングを行うものです。

和田拓巳

最近では、暗闇の中でキックボクシングの動作を取り入れたスタジオレッスンが人気。その影響から、格闘技としてだけでなく、フィットネスとしてキックボクシングを始める方が増えています。

 

キックボクシングが男性におすすめな理由

男性にキックボクシングをおすすめする理由として、体が引き締まる、筋力が高まり疲れにくくなるなどのフィジカルの向上はもちろんですが、それによって得られるメンタルへの影響が大きいという点です。

体が変わることによって自信がついたり、何事にも前向きに積極的に取り組めるようになるなど、「男らしさ」としての魅力が向上します。

女性にモテるフィジカルとメンタルをつくるには、キックボクシングはおすすめの運動なのです。

キックボクシングの効果

キックボクシングには、筋トレにない良いメリットが沢山あります。ここでは、キックボクシングで得られる3つの効果を紹介していきます。

脂肪燃焼効果が高い

体を変えるためには、体脂肪を減らすことが第一。そのために有酸素運動に取り組んでいる方も多いことでしょう。しかし、有酸素運動の代表的なウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などは、飽きてしまって時間が長く感じてしまうことから、なかなか長続きしない…という場合も。

その点、キックボクシングであれば、様々な動きを取り入れることによって飽きを感じさせないだけでなく、気分を高めてくれるBGMや、トレーナーによるやる気を出す声掛けがあるので、完全燃焼することができ脂肪燃焼効果も高まります。

また、キックボクシングは短時間で一気に心拍数を高めるなどの要素が入っているので、高い脂肪燃焼効果を得ることができます。

筋肉への刺激が多い

ウォーキングやランニングにくらべ、筋肉への刺激が多いのもキックボクシングのメリットです。

たとえば、サンドバックやミットを叩くために力を入れたり、キックを正確に当てるために体勢を安定させるなど、キックボクシングの動作を行うためには全身の筋肉を総動員する必要があります。

筋トレのようにターゲットとなる一つの筋肉に対して刺激を与えるというよりも、全身の筋肉を同時に刺激することになるので、効率が良いというのもポイント。筋トレに比べると筋肉を肥大させるという効果は低いものの動きやすい体を作るなどの効果は高く、日常生活でも役立つ筋肉をつけることができます。

ストレス発散

運動なので疲れるのは当然。しかし、それ以上に運動中や運動後の爽快感があるのもキックボクシングの魅力です。

運動にはストレスを発散させる効果がありますが、中でもキックボクシングは、パンチやキックなどの打撃による音や感覚によって、ストレスを発散させる効果を感じやすい運動といえます。

運動後の程よい体の疲れは達成感を感じさせてくれるので、爽快感と達成感により日頃のストレス解消に役立つことでしょう。

また、スタジオレッスンと聞くと、ダンス系のエアロビクスをイメージする方もいるかもしれません。しかし、音楽に合わせて行う必要はないので、リズムをとるのが苦手だったり、運動自体が苦手な方でも問題なく取り組むことができます。暗闇系のジムであれば、周りの様子も気にならず、自分のペースで集中して取り組むことができます。

キックボクシングを始める際に注意したいこと

効果の高いキックボクシングですが、始める前に注意しておくことはあるのでしょうか。

ウォーミングアップ・クーリングダウンをしっかり行う

運動の前後には、入念なウォーミングアップとクーリングダウンを取り入れましょう。運動で体を痛めたり、疲労を残してしまってはもったいありません。

ケガを防ぎ、運動の効果を高めるにはこれらの準備が欠かせません。ストレッチや準備体操などを取り入れ、体が温まり動きやすい状態になってからキックボクシングの動作に移りましょう

運動後のクーリングダウンは、翌日や次のレッスンのための準備と考えましょう。疲労を残さないためには面倒くさがらずにしっかり取り組むことが重要です。

水分補給を忘れずに

運動中の水分補給は必須です。特にキックボクシングでは発汗量が多く、思った以上に汗をかきます。

気分が高まっているときは、のどの渇きも感じにくいもの。運動前にコップ1杯、運動中は喉の渇きを感じる前にこまめに水分を補給するのがポイントです。

和田拓巳

本格的に行い発汗量が多い場合は、体重を測っておくことも効果的です。運動前後での体重の変化が大きい場合、その減少の多くは体内の水分量の減少です。その場合は運動後の水分補給もしっかり行うようにしましょう。

 

自己流でなく指導者のもと正しいフォームで

効率よく効果を得るためには、正しいフォームや動作が必要です。自己流で行ってしまうと、目的の筋肉に刺激が入らないだけでなく、ケガにつながる可能性も高まります。

一つ一つの動作でどの筋肉を使っているか、どの筋肉に刺激が入っているかというのを確認しながら動作をするのも効果的です。筋肉は意識することによって刺激量が増えるからです。

和田拓巳

キックボクシングの動作に慣れてきたら、このパンチはココに刺激が入るな、このキックはこの筋肉が使われているな、と意識しながら取り組んでみてください。

 

まとめ

キックボクシングは、体づくりだけでなく「楽しみながら」という要素も強い運動です。特に男性にとっては、「男らしさ」「逞しさ」を高めることができるフィットネスの一つといえるでしょう。

筋トレが長続きしないという方は、キックボクシングを体づくりに取り組んで理想の体を目指してみてはいかがでしょうか。

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